臭いの元はどこにある?(加齢臭)

臭いの元は

尿失禁の臭いは介護臭の中でも介護者・要介護者双方にとって、とても辛いものの一つです。

失禁してしまったお年寄りは、恥ずかしい、自分が情けない、すぐにキレイにして欲しいのに夜中で替えて貰えない、など精神的に動揺します。

介護者の方も、また漏らした、シーツも全部取り替えなくちゃならない、臭いが辛い、夜中トイレに連れていくなくちゃ・・など精神的にも肉体的にもダーメジが大きくなります。

尿のアンモニア臭は、衣類や寝具はもちろん、畳やカーペットにしみつくとなかなか消えません。

髪の毛や皮膚にも移ってしまうぐらい強いものです。

ただ下着や衣類を替えるだけではなく、下半身をきれいに拭きましょう。

床や畳についた尿はすぐに濡れ雑巾で拭くことが一番ですが、失禁したことをお年寄りが隠したり、汚れた下着を布団の中に隠したり、真夜中のことで介護者が気づかなかったりして、放置してしまうといつまでも臭うようになってしまいます。

下着には尿取りパッドを使ったり、夜だけはオムツを使うなどの工夫が必要ですね。

それも、麻痺や認知症などの進行具合、尿もれの量、一人でトイレに行きたいというお年寄りの意志を考えて対応するべきだと思います。