更年期の多汗と体臭

女性にとって避けられないのが更年期です。


更年期は、卵巣の機能が衰えて女性ホルモンが分泌されない状態に体が順応するまでの期間のことです。


この更年期に体が順応しきれず、身体的精神的に現れる症状のことをまとめて更年期症状、日常生活に支障が出るものを特に更年期障害と呼んでいるのです。


更年期症状の中でも代表的なものが、のぼせや手足の冷え、そして多汗でしょう。


女性ホルモンは汗腺機能も制御しているので、気温の変化や運動の有無に関係なく汗をかいてしまう人が多いのです。
この時かく汗はベタベタした汗で、アンモニア臭も強く、臭う汗になってしまいます。


胸から上の部位、ワキや顔や首などからドッと汗が出るのは、人に見られる部位ということもあって女性としては本当に嫌なものです。
お化粧も落ちてしまいますしね。


自分の意志ではどうすることもできない、自律神経の変調による制御不可能な症状に不安を覚えて、精神的にも嫌な汗をかきます。


また、更年期は子どもの受験や介護問題などで家族の悩みを抱える時期でもあります。


更年期症状が日々のストレスによって悪化してしまうのも無理からぬことでしょう。


更年期の体臭を抑えるためには、自分の更年期症状を把握し、

・軽い運動を取り入れること
・衣類などで体温調節を意識的にすること
・デオドラント製品を上手に利用すること
・そして家族の理解を得ること

が大切です。