汗をかかないと臭う？

汗が体臭に影響を与えることは誰もが納得するところです。

でも、汗をたくさんかくことは、病気などの異常が原因でない限り、体にとって悪いことではありません。

スポーツで流す汗は爽やかですよね？

しかし、季節を問わず温度調整された環境にいる私たち現代人は、力仕事やスポーツなどで自ら体をしっかり動かす以外では、日常生活でたくさんの汗をかくことはほとんどありませんね。

では汗をかかなくなるとどうなるのか。
汗腺の数が減ります。

汗をかかないから楽じゃないかと思うかもしれませんが、体温調節をするための汗腺が減ってしまうと、新陳代謝が落ち、ホルモンバランスや免疫機能が低下してしまいます。

汗をかかなくなるとベタベタした臭う汗をかくようになります。

体を動かしたり体温が上がると、血液からミネラル・水分が汗腺に取り込まれ、水分と塩分だけが汗として皮膚の表面に出ます。

そして、必要なミネラルと水分は汗腺を通して血液中に再吸収されるのです。

汗をよくかく人はこの循環がスムーズですが、たまにしか汗をかかなくなるとミネラルを再吸収せずそのまま放出してしまい、ベタベタとした汗になります。

臭いの元にもなるばかりか、体にとって大切なミネラルが失われるので、体調不良を起こす原因になるのです。




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