体臭が気になりますか? 臭う汗と臭わない汗は何が違う? 2011年5月2日 汗をかく=臭くなるというのは正確に言うと間違いです。 体温を調整するための汗であるエクリン汗は蒸発しやすくサラサラ、ほとんどが水分ですが皮膚表面を酸性にする働きがあるので、逆に臭いを抑える効果があります。 ですから、汗が臭うのではなく、エクリン汗に含まれる僅かな塩分やアンモニアが衣類などに付着して臭うのです。 しかし、汗をあまりかかにような生活をしていて、たまに汗をかくような人の汗は臭います。 別で記事に書きましたように、汗腺の働きが鈍るとミネラル分も汗と一緒に放出してしまうからです。 また、肉食中心の食生活やストレスでも臭う汗が出ます。 一方、アポクリン汗が出す汗は確かに臭いますが、この汗が肌に残ると雑菌が繁殖しやすくなって臭うのですから、汗をかいてもすぐ拭いたり洗い流すことによって臭いは消えます。 とはいえ、汗をかいたからといっていつでもすぐにシャワーを浴びられるわけではありません。 アポクリン汗は粘り気があり蒸発しにくいので、拭き残りが少しでもあればすぐに雑菌が繁殖して臭ってしまいます。 更年期障害に多い多汗症の汗もやはり臭います。 更年期は自律神経が乱れやすいので、体温調節するための汗腺の働きが悪くなり、大量の汗が出たりベタベタした汗をかいてしまうのです。 またストレスや精神的な不安から出る汗はアンモニア臭が強いので臭いますね。 以前 臭う汗と臭わない汗の違い 最近 女性の加齢臭の予防策